9月5日11時43分に横浜市内の神奈川新町駅と仲木戸駅にある京急電鉄踏切内にトラックが侵入し、そのまま列車車両と衝突して、トラックの運転手が死亡、列車の乗客33人がケガをする、という大事故が起こってしまいました。
簡単な説明を読むと、言い方は良くありませんが『よくある事故』のようにも見えますが、当時の事故の様子や状況を見てみるといくつか不自然な点があります。
この記事では、京急電鉄のトラック衝突事故が起きた経緯と、その疑問点について簡単にまとめています。
ドライブレコーダーに移った動画に見る京急電鉄のトラック衝突事故の経緯
事故を起こしたトラックは全長12mもあり、線路沿いの細い道に迷い込んで走行していたようです。
踏切でトラックの前を通り過ぎた車のドライブレコーダーには、車体の長さが原因で右にも左にも曲がれなくなって立ち往生しているトラックの姿がハッキリと映っています。
地元の人によると、踏切近くの線路沿いの道は狭くて有名で、道を知ってる人なら通ることは無いといいます。
しかも全長12mの車体ですから、道の狭さからしても侵入すればその先どん詰まってしまうことは、経験値の高いトラックドライバーさんなら解ると思います。
事故を起こしたドライバーの運送会社によると、いつものルートでは無い道だった
京急電鉄のトラック衝突事故を起こしたドライバーさんが属する会社によると、この日のこのトラックドライバーさんの仕事でこの踏切(道)にいることは無いはずとのこと。会社の人も、同僚のドライバーも『どうして、あの場所にいたのか解らない』と首をかしげているみたいです。
仕事でドライバーをしている方なら解ると思いますが、初めて行く場所や相当道が難しい場所であるという理由を除いては、知らない道に入ることはほぼありませんよね?
しかもこのドライバーさんはこの人同じ仕事を何度かしているそうなので『道に迷った』という可能性は低いです。
今回の京急電鉄トラック衝突事故は未然に防ぐことが出来た事故
ドライバーさんが何故、あの場所にいたのかはおいといて、このトラックはこの場所で20分近く立ち往生していたと言います。
様子を見ていた通行人によると、その間に駅員らしき人が数人その場所に来て、ドライバーとなにやら話をしている姿が目撃されています。
その時点で、鉄道の職員にこの事態が伝えられた時点で何かしらの対応は出来たはず、と思ってしまいます。
また、この状況を多くの人も見ていた訳ですから、誰かしらが踏切停止ボタンを押すなどの対応が出来ていれば、ここまでの大事故にはならなかった可能性は高いです。
今解っている事故の状況やバックグラウンドを見ると、ドライバーさんのいくつかの判断ミスに加えて、その他にも様々な要因が重なり起こってしまった事故のように思えます。
今回衝突事故を起こして亡くなられたドライバーさんは67歳この年齢。
高齢ドライバー問題と結びつけてしまうのはこの事故を起こしてしまった多くの要因のうちのひとつであることは間違いないと思います。
勝手な想像ですが、きっとドライバーさんも自分でなんとかしなきゃと焦ってしまい、非常ボタンを押すなどの的確な判断が出来なかったのだと思います。
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