大阪・茨木市の茨木市消防本部は消防署内で同僚、後輩に対する悪質な暴力行為があったとして消防署員3人を懲戒免職にし、消防本部のトップである泉頼明消防長の給与を3か月間、減給するなど幹部4人を処分しました。
懲戒処分を受けたのは、茨木市消防本部の47歳の消防司令補と34歳の消防士長、それに33歳の消防副士長の合わせて3人となっていて、どの加害者も役職のある消防士だったようです。
少し前に起こった東須磨小学校のいじめ暴行事件の内容は陰湿極まりないものでしたが、今回の茨木市の消防士によるいじめ暴行はどういった内容だったのでしょうか?
大阪市茨木市で起こった消防士によるいじめ暴行事件の内容とは?
私の偏見も含まれますが、教育現場にくらべてこういった体育会系の厳しい訓練が仕事でもある職場では、先輩や上司からの『指導』と称した暴力行為は日常的に行われているのでは?と思ってしまいます。
しかし、ながら今の時代どんな職種であっても『暴力行為』は許されません。
現在解っている、消防士による暴力行為
●30回以上殴ったり蹴ったりを繰り返す。
●20代の男性消防士をロープで縛って逆さづりにして放置する。
●救急車の中で同僚の20代男性消防士に血圧計のベルトを首に巻き付け作動させ、目や顔面に内出血させる。
この他にも訓練の一環と称して様々な暴力行為が行われていたということは想像にたやすいですね。
係長であった消防司令補は、本人からの報告を無視してさらに口止め
今回処分された消防士の中にいる消防司令補(47歳)は、被害を受けた消防士から暴力行為について報告を受けていたがその場で『口止め指示』をされたとのこと。
しかも、この消防司令補自らも別の20代男性消防士をロープで縛って逆さづりにしたり、殴る蹴るの暴行を日常的に繰り返していたというから、完全に行き過ぎた指導としか言えませんね。
また、消防司令補は『口止めは加害者側の消防士の将来を案じたため、自分が暴行したのはコミュニケーションが目的で、強いチームにしたかった』と話しているといい、まさに少し前に起こった東須磨小学校でのイジメ加害教師たちの言い分と同じです。
大阪茨城市消防士いじめ暴行事件まとめ
消防士達は普段命をかけて仕事をしている分、厳しい訓練も必須となっているため、ついつい見逃しがちになってしまいますが、この消防司令補の言い分を聞いていると、やっぱりいくらきれいごとを言っても『イジメ』なんだなと思えてきますね。
これからも、こういった閉ざされた職場でのイジメ暴行事件の発覚は増えていくものと思われます。
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