2020年の4月から改正される健康増進法によって、飲食店やパチンコ店等、屋内での喫煙が原則的に禁止となります。
健康増進法による禁煙の施行はアイコスのような加熱式タバコにも適用されるので、いわゆるスモーカー達にとってはかなり厳しい状況になりますね。
そんな中、注目されているのが煙が一切出ない無煙たばこ(嗅ぎタバコ)です。
この無煙たばこ(嗅ぎタバコ)は4月から施行される改定健康増進法による屋内禁煙で需要が伸びると言われています。
今回は現在日本で販売されている無煙たばこ(嗅ぎタバコ)の種類や海外で人気のある無煙たばこ(嗅ぎタバコ)の種類についてまとめてみたいと思います。
日本で販売されている無煙たばこ(嗅ぎタバコ)の種類は少ない?
今現在のところは紙巻きたばこと比較すると無煙たばこ(嗅ぎタバコ)の種類は非常に少なく、選択の幅は狭いというのが現状です。
その理由のひとつとして、欧米人に比べて日本人の口内粘膜は弱く、無煙たばこ(嗅ぎタバコ)は少々刺激が強いとされていることがあります。
無煙たばこ(嗅ぎタバコ)が日本人の習慣として定着するかも定かではないため、日本人向けに調整され刺激を抑えた製品が先行して販売されているのだと思います。
これから先、ユーザーの反応を見ながら無煙たばこ(嗅ぎタバコ)の種類は増えていくのではないでしょうか。
現在メインの無煙たばこ(嗅ぎタバコ)として販売されている2種類(銘柄)
【ゼロスタイル・スヌース】
JTが販売しているゼロスタイルスヌースはフレーバー(味)の種類が豊富で、好みのものを選べるところが魅力です。
現在販売されているゼロスタイル・スヌースの種類は『スパイス』『ブラックメンソール』『レギュラー』『クールミント』『バニラ』『アップルミント』、そして更に2020年の2月に『抹茶ラテ』と『梅』のフレーバーが追加されました。
ほんと、キャンディー感覚ですね。
価格は20本入り500円と現在の紙巻きたばこよりも少し高めといった感じですね。
【ゼロスタイル・スティックス】
スヌースと違いゼロスタイル・スティックスは専用ホルダーにセットして加えて吸うタイプの無煙たばこです(当然火も使わず煙も出ません)。
フレーバーはブルーミント・ブラウンフレーバー・グリーンミント・ピンクフレーバーがあり、専用ホルダーを購入し、カートリッジをセットして使用します。
本体はカートリッジ2本付きで430円、カートリッジのみは2本セットで380円となっているため、ゼロスタイル・スヌーズに比べると若干コスパは高くなっています。
【VELO(ベロ)】
アイコスと並んでユーザーが多い加熱式タバコ『グロー』を販売しているブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BAT)が4月からの改定健康増進法に先駆けて販売を開始した「VELO(ベロ)」。
フレーバー(味・香り)はルビーベリーとポーラーミントの2種類で、さらにそれぞれニコチンの含有量が異なる『ミディアム』と『ライト』の2種類が用意されています。
完全に『ニコチン中毒から抜け出したい!』と考えている人や、元々ニコチンが少ない紙巻きたばこを吸っていた人は『ライト』をおすすめします。
無煙たばこに変えれば禁煙は出来るが『ニコチン中毒』からは抜けられない?
無煙たばこ(嗅ぎタバコ)は煙を出さないので、自分の肺を傷めることや周りの人に迷惑になることを防ぐことは出来ますが、本質的な『ニコチン中毒』から抜け出せる訳ではありません。
ご存知の人も多いかもしれませんが、ニコチンは猛毒と言われていてその毒性は青酸カリ以上とされています。
ですから、なるべくであれば体に取り入れることは避けた方が良いのですが、一旦中毒になってしますと、ニコチンを摂取した時の感覚が習慣になり中毒となってしまうのです。
またその中毒性はアルコールよりも高いとされており、一度習慣化してしまうとニコチン摂取を止めるのは容易なことではないということを知っておきましょう。
国がタバコを認めているのはそこからの『税収』が目的であると考えると、怖い気もしますよね。
日本で販売されている無煙たばこ(嗅ぎタバコ) まとめ
屋内禁煙化となったことで、副流煙による間接喫煙の問題は大きく改善されることとなるでしょう。
間違いなく紙巻きたばこの需要はこれから先減っていくことになり、無煙たばこ(嗅ぎタバコ)が日本に定着すれば無煙たばこ(嗅ぎタバコ)の種類も今の紙巻きたばこのように増えていくかもしれません。
それにしても、紙巻きたばこの場合は『たばこを吸う』と言いますが無煙たばこ(嗅ぎタバコ)の場合の動詞はなんて言うんでしょうね?
『たばこを噛む』といったところでしょうか?(笑)
無煙たばこであっても、健康に害が全く無い訳ではないので、タバコを噛む人は自己責任で噛みましょう。
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