この問題は、就職情報サイト『リクナビ』を運営するリクルートキャリアが8月26日に、学生たちの『内定辞退率』を独自のやり方で学生の同意を得ることなく予測して企業側に販売していたことから始まっています。
しかもこのサービスは『リクナビDMPフォロー』と呼ばれ(既に廃止済)まだ研究開発の途中だったため、社内のチェック体制が機能していない状態だったらしいです。
でもそれだけ、内定を辞退されるっていうパターンが増えて来ているってことなんですね~。
内定をもらえない学生も必死ですが、お金をかけて募集をして面接をして、内定を出した後に辞退される・・・これも会社からすれば本当に困ることだとは思います。
リクナビの『内定辞退予測』は何が問題か?
リクルートからすれば、実際にお金を払ってくれるのは企業側ですしね、企業側にとって喜ばれるサービスを作ろうとした結果なんだとは思いますが、『内定辞退予測』なんて正確に出せる訳がないし、そんないい加減な基準が就職活動に影響するかと思うと、ちょっとリクナビは使うの止めようかなってなりますよね。
というか、単純に個人情報をやり取りして、その人間や端末を特定してサービスとしてお金をもらってる時点でアウトです。
こうして、表に出て来たからよかったものの、そのまま裏側でコソコソとやり取りされていたかと思うと少しゾッとします。
リクナビ『内定辞退予測問題』は上層部の個人情報に対する認識の甘さからか?
リクナビの『内定辞退予測』は、企業側に良かれと思ってしたことですが、預かった個人情報を自分達の都合のために使用するという、特にリクルートのような会社ではあってはならないことなはずですが、たくさんの人達がこのプロジェクトに関わったはずですが、誰も『おいおい!』ってツッコマまなかったんですね(笑)
逆を考えると、AIや今のインターネット技術を使えば、ある程度正確な『内定辞退予測』は既に可能ということですよね。
ひょっとしてこれから先の未来、パソコンや端末の操作履歴等がデータ化され、『人間を判断するひとつの要素』として使われる日が来るのかもしれないですね。
リクナビの『内定辞退予測』問題についてツイッターの反応
確かに個人情報の流用ではあるけど、目的がそれほど悪質で無いということもあってか、みなさん冷静な反応が多いように思いました。
確かに『内定辞退予測』が高いってことは、それなりに有能な人材であるってことですからね。
野球のドラフトみたいに、企業側が欲しがってることには変わりない訳ですから。
ただ、なんとなく企業同士で利害一致しているからと言って、当事者(学生、就職希望者)がおざなりになるっていうのは問題だと思います。
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