マイナビ学歴フィルター炎上事件の内容
今回、マイナビ学歴フィルター炎上事件の発端となったのがこちらのツイートです。
有名就活サイトであるマイナビに登録したところ、送られてきた返信のタイトルに『<第1>大東亜以下』と思い切り記載されています。
明らかにこれはマイナビ側のミスによるものですが、問題はその内容です。
卒業した大学によって返信内容を変えているということが解ります。
卒業大学以外のアピールをする間もなく、申し込みの時点で卒業した大学で分類されていると捉えられても仕方ありませんね。
マイナビ学歴フィルター炎上事件の【大東亜】ってどこの大学?
元々は進学塾などで目指す大学の目安として【大東亜帝国】という言葉が使われていました。
大東亜帝国は東京都内の有名私立大学を指す大学群で、「大東文化大学」「東海大学」「亜細亜大学」「帝京大学」「国士舘大学」という5つの大学の頭文字を取ったもの。
【大東亜】はそのうちの「大東文化大学」「東海大学」「亜細亜大学」を指すもの。
「日本大学」「東洋大学」「駒澤大学」「専修大学」の大学群を指す【日東駒専】よりも少し簡単なレベルといったところです。
マイナビの学歴フィルターに違法性はある?
学歴によって、採用を決めること自体に違法性がある訳ではないので、今回マイナビが行っていたと思われる『学歴フィルター』そのものに違法性はありません。
しかし、一方で学歴フィルターだけでなくこの炎上後に『性別フィルター』の存在を告発する津イッターアカウントが現れましたが、こちらの『性別フィルター』には違法性があることが解っています。
こちらに関しては、既に企業側がフィルターを外し、アカウント主本人も説明会への参加が可能になったことから、問題は収束しているようです。
【まとめ】マイナビ学歴フィルター炎上事件
大企業になればなるほど、採用にかける時間もコストも莫大になりますから、少しでも効率化したいという気持ちは解らないでもありません。
実際、今回のマイナビ学歴フィルターに関して理解を示す人達も一定数います。
しかしながら、その根底にあるのは学歴至上主義と効率化という非常に古い体質が土台になっていることは否めません。
これからの時代を見据えるのであれば、時間やコストをかけてでもひとりひとりの個性や人間性を見極めるような採用形式が必要になるのではないでしょうか。
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