この渦中、いくつかのワイドショーやSNSなどで『自粛警察』なる聞きなれない言葉を耳にするようになりました。
『自粛警察』とは飲食店やイベント、パチンコ店等に出向いたり、チラシを貼り付けるなどして自粛をしていないことについて執拗に注意をしたり、過激な言葉で攻撃したりする人達のことをいいます。
最近では和着物店に来店中のお客に対して『それはセンスが良くない』とか『こっちの方が良い』などと口出しをする『着物警察』と呼ばれる熟女達がいると聞いたことがありますが、とうとう『自粛警察』という言葉まで出来てしまったようですね。
今回は、Twitter（ツイッター）等で話題となっている『自粛警察』の画像や動画等で『自粛警察』とはいったいどんな人達なのかについてまとめてみたいと思います。
都内で営業を続けるパチンコ店に過激な自粛警察現る！（Twitter動画）
パチンコ店の自粛要請の東京都で、唯一営業をしているパチンコ店の前にマスコミや正義感から街宣する人が集まってしまい、怒号が飛び交う事態になっています。
出典：グノシー
動画には「ただの営業妨害。現時点で法律に反してない時点で騒いでる方に非がありますよね？」「これは営業妨害じゃないの？」「これが自粛警察か！やりようによれば名誉毀損の罪やな」「マスコミが密になってる」などのコメントが寄せられています。
客観的に見て、ありえないくらい「密」になっているように見えるのですが。。行き過ぎた自粛の空気も疑問を感じます。正義とは何なのか、考えさせられてしまいます
都内で唯一自粛をせずに営業を継続している葛飾区のパチンコ店（アムディ亀有）に並ぶ人達に対して『ギャンブル中毒者はさっさと病院に行け！』とマイクで街宣のように煽る人物が現れて、辺りは騒然としていました。
見て頂けると解るように、パチンコの開店待ちの行列に並ぶ人、マスコミ関係の人間、見物人、自粛警察が完全に蜜状態となっています。
いったい、この自粛警察らしき人物は何者なのでしょうか？
パチンコ店に現れた自粛警察の正体はYoutuber！
実は、このTwitter動画の中でパチンコ店（アムディ亀有）に現れた自粛警察は令和タケちゃんという名前で登録者数が8万人を超えているYoutuberなのです。
普段は渋谷の喫煙所などを掃除したり、路上喫煙をしている人に対して注意して、言い返して来る人達とのやりとりをYoutubeのコンテンツにしています。
ですから、どうも純粋な『自粛警察』とは分けて見なければいけないかもしれませんね。
何故なら、この人は自分の意見を言ってるように見えるかもしれませんが、Youtuberは基本的に再生数を増やしてなんぼの世界。
当然、炎上するぐらい過激であれば再生数は伸びて行きます。
しかも、国民にも自粛せずにパチンコ店に並ぶ人達に対して否定的な感情を持っている人は多いので、この動画を肯定的に見る人もいるでしょう。
Youtubeのネタとしての要素を外して見てみると、パチンコ店に並ぶ人に対する嫌悪感よりも、この自粛警察Youtuberに対しての嫌悪感が勝ってしまうのは私だけでしょうか？
いかにも自分が『正義』であるかのように他人に対して罵声を浴びせる姿は見ていて楽しくはありませんよね。
まだまだいる！ツイッターに続々投稿される自粛警察とは？
確かに、この時期に要請に協力することなく、自分の都合で開けているお店を見ると不安な気持ちになる時もあります。
しかし、それと同時に『お店をやるしか生きて行く術がない』という人達にとっては気の毒だとしか思えませんよね。
開けてるお店が悪いのか、煽る人間が悪いのか、答えは解りません。
グッとラックで立川志らくさんが『自粛警察』に対して自粛を要請
こういった『自粛警察』への流れに対してグッとラックMCの立川志らくさんがコメントしています。
番組では、営業をしても問題のない店に対して、「張り紙などで自粛を強要する人が急増中」と指摘。「警察気取りで自粛を求めることから自粛警察と呼ばれている」と伝えた。
出典：スポニチ
志らくは「こういうのは非常によろしくなくて」と語り出し、「戦争中にちょっとした不満分子を見つけては“非国民が”とやっているのと同じ行為。こういう自粛警察みたいなのはよくない傾向ですね」と困り顔。
恐らく多くの人が、自粛警察に対して戦時中の『非国民』という言葉を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか？
恐らく、まだ緊急事態宣言は続くと考えられますが、これからまた殺伐した空気になってしまうのか・・・と思うだけで気分が暗くなってしまいますね。
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