Twitterの毎日更新から始まった4コマ漫画『100日後に死ぬワニ作者』がネット上で火がつき、多くのメディアを巻き込んで大ブームとなったています。
4コマ漫画なのに、起承転結もオチも無く、ただただ主人公ワニくんの日常が淡々と描かれている4コマ漫画です。
ただ、他の4コマ漫画と違うのは漫画の終わりに『死ぬまで〇〇日』と日々主人公のワニくんが死ぬまでの日数がカウントダウンされているということ。
絵のほうもお世辞にも『凄いイラスト』といった感じではなく、ちょっと失礼かもしれませんが『ヘタウマ』という感じです。
しかし、そのヘタウマなイラストだからこそ、日々の穏やかな生活と死へのカウントダウンとのコントラストが引き出されるような、なんとも不思議な作品ですよね。
今回は、これまでの4コマ漫画の常識を覆したとも言える作品を生み出したきくちゆうき氏の学歴や過去作品など、『100日後に死ぬワニ』のルーツをまとめてみたいと思います。
きくちゆうき氏(100日後に死ぬワニ作者)プロフィール
名前:きくちゆうき
生年月日:1986年(現在34歳)
出身地:東京都
職業:イラストレーター、クリエイター
きくちゆうき氏が自らを語っている自伝プロフィール
0歳…1986年に生み落とされる。
引用元:SUTUDIO KIKUCHI 公式サイト
4歳…幼稚園では「つばめ組」に属していました。ティッシュの空箱と輪ゴムを使いギターみたいな物を作ったら壇上に立たされて褒められた。もしかしたらその時から物を作るのが好きだったのかもしれない。
友達と遊ぶ時はドラゴンボールごっこをして遊ぶ。仲の良い友達が悟空役。悟空にはなれなかったちくしょう。
こんな感じで始まるきくちゆうき氏の自伝プロフィール年表がSTUDIO KIKUCHIの公式サイトに掲載されていましたので、以下簡単にまとめさせていただきます。
きくちゆうき氏(100日後に死ぬワニ作者)が卒業した高校は?
小さい頃から絵を描くのが好きで、中学の先生からのすすめもあり工芸高校の定時制インテリア科に入学。
そこでは、絵の勉強というよりも家具とかの製図などの書き方などを日々学んでいたそうです。
部活は音楽部とバドミントン部をかけもちしていたということなので、本人は『ダラダラ過ごした』と言っていますが、充実した高校生活を送っていたのではないでしょうか。
きくちゆうき氏(100日後に死ぬワニ作者)が卒業した大学は?
どこかの美術大学を卒業されているのかな?と思いましたが、工芸高校を卒業した後の進学については、自伝に無かったため、大学への進学はしていないものと思われます。
工芸高校を卒業した後は、自力でパソコンを購入して絵を描く日々に没頭したそうです。
そして、当時みんなやっていたMIXI(SNS)に自分が描いた絵をアップし続けていたところ、イベントのオーガナイザーから声をかけてもらったとのこと。
美大などで美術を学んでイラストレーターになる人が多い中、高校卒業してイラストを描きまくって、こういったヒット作を生み出すなんて夢がありますよね。
きくちゆうき氏のイラストレーターとしてのキャリアはMIXIで始まりTwitterで花開いたとも言えるようで、まさにSNSの可能性を感じさせてくれるものだと思います。
大学で学ぶことも大切かもしれませんが、とにかく好きなことに没頭して常に自分を発信していくことで成功の糸口を見つける時代なのかもしれませんね。
きくちゆうき氏(100日後に死ぬワニ作者)の職歴は?
自伝のプロフィールによると、高校を卒業して絵を描いている期間に一度就職をしているようです。
そこから絵を描いている友達が出来て、色んなイベントにも出てあーだこーだバイトだなんだ就職だなんだかんだ退職だそーだあれやそれやあって・・・
引用元:SUTUDIO KIKUCHI 公式サイト
どんな会社に就職されたのかは詳細が書かれていないため不明ですが、イラストレーターで独立するまでには色々な葛藤があったのではないでしょうか?
きくちゆうき氏が『100日後に死ぬワニ』を思いついたきっかけは?
きくちゆうき氏は20歳の時に幼馴染の友人を事故で亡くすという経験をしているそうです。そのショックから立ち直るのにかなり時間もかかったそうですが、そんなきくち氏を奮い立たせたのはやはり絵・イラストを描くことだったと言います。
若い頃に、死と向き合った時期を過ごしたからこそ、ダイレクトに死について考えさせてくれるような作品が生まれたんですね。
このことを知った上でもう一度『100日後に死ぬワニ』を思い返すとさらに作品が持つ説得力を感じられます。
きくちゆうき氏(100日後に死ぬワニ作者)のこれまでの作品は?
きくちゆうき氏は29歳でイラストレーターとして独立したそうです。
独立後は絵本、アニメ、漫画制作、LINEスタンプやグッズ販売など幅広く手掛けています。
作品の素晴らしさだけではなく、自らをセルフプロデュースすることで道を切り開いてこられたのだと思い感心します。
これまでの代表作としては『SUPERどうぶつーズ(リイド社)』や『どうぶつーズの漫画(幻冬舎plus)』などがあり、動物が主人公の作品を中心に制作されているようです。
ただの動物ではなく、キャラクターが際立った『変な動物達』が登場するきくちさんの作品は既に多くのファンもいらっしゃるようですね。
きくちゆうき氏(100日後に死ぬワニ作者)の高校や大学は?絵の勉強はどこで?まとめ
『100日後に死ぬワニ』がヒットした理由として『生死』という誰しもすべてに関係するテーマをストレート、かつシンプルに伝えたことがあると思います。
もちろん、そのようなテーマをシンプルに伝えることが非常に難しいのですがw。
昨今、ヒットする漫画はその作画の素晴らしさや面白さだけでなく『メッセージ性』が特徴だと思います。
SNSでみんなの心を伝わってここまでの話題作となった『100日後に死ぬワニ』は正に時代が生んだ名作と言えるのではないでしょうか?
これからのきくちゆうき氏の作品にも注目していきたいと思います。
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